写真上(左から右へ):ヴェラ・ゾロトワ、スネジャナ、コンスタンチン・バジェノフ
2022年1月18日、カムチャツカ地方裁判所は、配偶者のコンスタンチン・バジェノフとスネジャナ・バジェノフ、ベラ・ゾロトワの事件を 審理 し、過激主義で無罪の判決を下した。刑法第282条2項に基づいて起訴されたエホバの証人に対する無罪判決は、ロシア連邦最高裁判所が説明を出して以来、2度目です。
「公正な結果をもたらしてくれた裁判官団に感謝します。現在、エホバの証人の違法な有罪判決に関して、ロシア全土で控訴審が開かれています。カムチャツカの例が他の裁判官にも有効であり、彼らが勇気を出して同僚の過ちを正すことを願っています」と、欧州エホバの証人協会の代表であるヤロスラフ・シヴルスキーは裁判所の判決についてコメントしました。
2020年9月、エリゾフスキー地方裁判所は、75歳のゾロトワと44歳のバジェノフが仲間の信者と聖書について話し合うことで過激派組織の活動に参加したとして、地元住民3人に執行猶予2年の判決を言い渡した。控訴審では判決は変更されなかったが、信者らは破毀院の審理で控訴し、2回目の控訴審に差し戻された。D・E・アーバン判事、A・Y・イヴァキン判事、O・F・スロボドチコフ判事による無罪判決は、直ちに発効した。
その2カ月前、ウラジオストクの第9大審院は、下級審の控訴審判決を取り消し、エホバの証人の崇拝とその共同儀式や儀式自体はロシア刑法第282条2項に基づく犯罪にはならないとした2021年10月28日のロシア連邦最高裁判所総会 の説明 を考慮に入れるよう地方裁判所に勧告した。
ロシア政府は、エホバの証人の組織を清算し禁止するというロシアの裁判所の決定は、「エホバの証人の教義を評価するものではなく、上記の教義の個々の実践に対する制限や禁止を含んでいない」 と繰り返し述べています 。